1. 一人ひとりに合った「入り口」を大切にする

お子さまにはそれぞれ、理解しやすい入り口があります。
 音から入る子、動きから入る子、まねることで覚える子、じっくり様子を見ながら進む子。

 

当教室では、ことばだけで伝えるのではなく、
音・動き・視覚教材・触覚教材なども用いながら、その子に合ったわかりやすい入り口を大切にしています。
 

 

音楽療法で培った、一人ひとりの反応を見つめる視点を大切にしながら 

無理なく楽しく取り組める形を探し、音楽の力につなげていきます。



 

2. 遊びの中に音楽の土台を 

導入期は、歌ったり、動いたり、まねしたり、ボールやカードなどを使ったりしながら、
楽しく楽器や音楽に親しむ時間を大切にしています。 

たとえば、動作模倣、ボール活動、リトミック的なやりとり、数字を覚える活動、指番号に親しむ活動など、
一見あそびのように見えるものにも、それぞれ大切な意味があります。 

こうした活動の中で育てていきたいのは、
音をよく聴くこと、拍や流れを感じること、まねすること、待つこと、
見たり聞いたりしたことに合わせて手や体を動かすこと、指先を意識して使うことなどです。
 
これらは、音楽を学ぶための土台であると同時に、育ちを支える大切な力にもつながっていると感じています。


 

3. 基礎を、表現につながる力へ 

当教室では、歌うこと、読譜、リズム、拍感、指づくりなどの基礎を大切にしています。
 ただできるようになることだけを目指すのではなく、
その先にある音のきれいさや流れ、音楽の表情へとつながる力として育てていきます。 

たとえば、歌いながら音の流れを感じること、拍を感じながら弾くこと、
音の終わりまでよく聴くこと、指先や手の使い方を整えること。

 そうした基礎の積み重ねが、ただ音を並べるだけではない、
その子らしい表現につながっていくと考えています。 


 

4. 気づき、考え、表現する力を育む 

レッスンでは、ただ弾き方を教わるだけでなく、
お子さま自身が音を聴いて気づき、考え、表現していくことを大切にしています。 

「今の音はどんな感じだった?」「こっちとこっち、どちらが好き?」「どう弾いたら伝わりそうかな?」
といったやりとりを通して、自分なりに感じたり選んだりする力を育てていきます。 

すぐに正解を伝えすぎるのではなく、その子自身の中にある感覚や発見を大切にしながら、
音楽を自分のものとして表現していけるよう支えていきます。 



 


5. 音楽の面白さや奥深さに出会えるレッスン

 ただ音符を読み、正しく弾くことだけでなく、
音楽そのものの面白さや奥深さに出会えることを大切にしています。 

音の流れ、響き、会話のようなやりとり、終わり方の余韻。
 曲の中には、目に見えないたくさんの表情があります。
 そうしたことを年齢に応じた言葉や体験を通して、少しずつ感じられるようにしていきます。 

また、曲の背景や作曲家のことにふれることで、
音楽の世界がもっと身近で豊かなものになることも大切にしています。
 そうした体験が、時代や国、文化への興味へとつながっていくこともあります。 


 弾けることの先にある「おもしろい」「もっと知りたい」という気持ちも育てていきたいと考えています。